こんにちは。みにまるです。
先日9月11日にFP協会のFP1級実技試験を受検しまして結果待ちのところです。晴れて合格できればFP1級技能士として名乗れることができます!(FP資格は独占業務はなく〇級ファイナンシャル・プランニング技能士という名称独占ができる)
今後FP事務所を立ち上げて開業したり、あるいは他の士業の資格を既にお持ちで独立開業される方もいらっしゃると思います。そうした新規開業者の方がまずやることと言えば、「ホームページ作成、公式Webサイト作成」ですよね。
もちろんそれ以前にオフィスを契約したり、名刺・パンフレットを作ったり、税務署に開業届を出したり、許認可が必要であれば届出を提出したり、といった開業時の様々な準備はありますが、ここではとりあえずWeb集客のためのホームページ作りに焦点を当てていきます。
自分で作るか、プロに依頼して作るかー補助金の活用
有償依頼の場合は補助金利用も検討を
プロのWeb制作会社や個人の制作者に依頼してホームページを作ってもらうという選択肢もあります。ただ有償で作ってもらう場合は、使える補助金がないか検討してから制作を依頼するべきです。
ホームページ制作に限らず創業時の自治体の補助金は是非活用すべきです。
https://j-net21.smrj.go.jp/support/covid-19/sogyo.html
Web制作のお客様でよく「え、そんな補助金あったの?知らなかった…」と後になって言われる方がいらっしゃいます。まず開業段階で補助金活用を視野に入れておきましょう。
- 商工会、商工会議所に相談する
- 創業手帳を購読する
こうした情報を得るには商工会や商工会議所に事前に相談したり、創業手帳という無料の創業ガイドブックで情報収集することをオススメします。創業手帳はメールマガジンでいろいろな起業や経営、補助金の情報(と広告も)を受け取れますし、サイトの情報もわかりやすくまとまっていて起業家、経営者、個人事業主の情報収集ツールとして非常に優れています。
商工会や商工会議所でが創業セミナーに参加して知識を得たり、専門家に相談に乗ってもらうことができます。個人的にはローカルで根付いて仕事をするなら商工会、商工会議所の会員になることはとても有益だと思います。
とりあえず最初は自分で作ってみたい方
まだ独立は決心しておらず、とりあえず副業で始めて実績を積みたいと考えている方も多いと思います。そうした方は低コストで自分で作れるWebサイト作成ツールを使って気軽にサイトを開設してみましょう。
ただし、今後本格的に独立したり、Web集客を拡大したいと考えている方は「進化させるための土台作り」部分にはきちんとお金を使ってください。全部一からやり直しになるような計画性のないやり方、蓄積が将来的に活用できなくなるようなやり方は避けましょう。
WordPress
ワールドプレスではありません笑(古いネタ)。ワードプレスという誰でも自由に使えるブログシステム(CMS)は「全世界のウェブサイトの43.2%」と圧倒的なシェアを獲得しています。
基本的に全て自分で管理するシステムなので、何が起きても自己責任でありエラーや不正アクセス、改ざんなどの被害を受けても自身で解決するか専門家に対処を依頼する必要がありますが、自己責任であるからこその「圧倒的な自由度の高さ」が魅力の一つです。
HTMLやCSSだけでもかなり自由にカスタマイズできますが、PHPでコーディングできる方は「できないことはない」というくらい自由に何でもできます。
このブログもWordPressで作成しています。ちなみに米国のホワイトハウスもWordPressで制作されています。
- 知らない専門的な用語も自分で調べて勉強できる方(WordPress入門の参考書1冊を通読できる方)
- HTML/CSSの基礎知識・スキルがある方
- 自分の思い通りにサイトを作り込みたい方
- おしゃれな人気有料テーマを使って見たい方(SWELLやSnow Monkeyなど)
- 安全性を確保するのに技術と知識が必要
- 適切に運営管理できなければ、不正アクセスや改ざんなどの被害を受ける可能性がある
- 定期的にメンテナンスが必要で、アップデートが頻繁なため知識のアップデートも必要(放置は危険)
WordPressでのサイトの作り方は以下の記事をご参照下さい。レンタルサーバーや独自ドメインの契約などランニングコストはかかりますが、WordPressのインストール・使用自体は無料で出来ます。
WordPressの勉強をするならサルワカさんのサイトがおすすめです。
https://saruwakakun.com/html-css/wordpress
WordPressの勉強にはテキスト1冊くらいは通読して手元に置いておいた方がいいと思います。インストールから作成までやってみるだけならWeb上の知識だけでも十分ですが、不測の事態が起きた場合に備えて体系的な基礎知識や辞書的に調べられる入門書はあると便利です。
STUDIO
STUDIOはおしゃれなサイトがノーコード(プログラミングなしで)で作成できるWebサイト作成ツールです。
無料では独自ドメイン(自分のサイト専用の固有のドメイン)は使えませんが、有料プランを使っても低コストでおしゃれなサイトを直感的な操作で作ることができます。テンプレートも非常に洗練されてセンスがよく、手っ取り早く「いい感じ」のサイトをHTMLやCSSのコーディングスキルなしで作ることができます。
- おしゃれな今っぽいデザインが好きな方
- HTML/CSSのコーディングなしでサイトを作り込みたい方
- 写真やイラストのスキルがあり、高品質な画像をたくさん使いたい方
- JavaScriptやCSSでカスタマイズできない(HTMLも編集できない)
- 会員サイト機能やECサイト機能実装(ECは外部決済システムを利用すれば疑似的に可能)
- スマホやタブレットで更新できない
STUDIOでできないことの詳細は下記の佐藤あゆみさんのnoteや株式会社ヒカリナさんの記事をご参照ください。
https://pentaprogram.tokyo/blog/studio#h2a76bdcb58
ペライチ
ペライチはテンプレートが豊富なホームページ作成ツールです。広告ありですが、無料プランから使えます。
ただし、無料だと1枚ページしか公開ができません。 元々「ペライチ」とは「1Pのみの縦に長ーいページ(LP)」を意味する通称です。
ペライチという固有名詞のツール名になっていますが、元々はLPを意味する一般用語でした。
- 1ページのみの問い合わせ専用のシンプルなサイトが欲しい
- HTML /CSSでカスタマイズできない方(有料プランでテーマCSS編集機能は可能)
- 無難なビジネスサイトが作りたい
- 決済機能や予約機能を使いたい(有料)
- 有料プランでも広告が残るプランがある
- 高機能なオプションはやや高額なプラン
- テンプレートの構造的なカスタマイズは自由度が低い(CSSはある程度自由度が高い)
- HTML/CSSのコーディングができるならWordPressや静的サイト制作の方が使い勝手がよい
最初から独自ドメインで作成すべき
最後に重要なことですが、どのツールを使っても「独自ドメインで作成すること」をオススメします。ツールは乗換できますが、サイトのURLは最初からずっと一貫して統一しておくべきです。なぜなら、URLが変わるとサイトが蓄積してきたSEO評価を引き継ぐことができなくなるためです。(URLが変わってもある程度は引き継がせることができますが100%は無理)
自分のサイトのブランド価値やユーザー、検索エンジンからの評価を継続して守るには「独自ドメイン」で同一性を保つことが必須です。お金はかかりますが、必ず独自ドメインは契約して取得しましょう。
最初から独自ドメインで作成する
以上Webサイト作成ツールオススメ3選でした。他にもAmeba OwndやJimdo、Wixなどサイト作成ツールはたくさんありますが、使い勝手の良さとSEO的な観点からオススメできるものを挙げました。
SNSやGoogleビジネスプロフィールなどWeb集客で重要なツールは今後別記事でも紹介していきます。名刺代わりに、集客の母艦にまずはご自身の公式サイト作りからWeb集客の第一歩を始めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。