こちらの続きです。
持続化給付金の申請が今日5/1の午前9時ごろから始まりました。私はてっきり0時からだと思っていて待機していたのですが、空振りでした。朝Twitterで情報収集しているともう申請始まっていると気付き、9時15分ごろに申請を始めて無事完了できました。
うちはリアル店舗を経営しており、県の休業要請前から自主休業を行なっていたのでほぼ4月は店舗での売上がなく持続化給付金の条件1/2以下に該当していました。しばらくは休業していてもそんなにダメージはありませんが、今後の資金繰りの為にも利用できる制度はしっかり利用しています。
数日前から書類を準備していたので、それほど困ることはありませんでしたが、予想していた申請書類のアップロードの仕方と違っていた部分もあり、実際の入力画面をあげながら、注意点をまとめていきます。
急いでる方向け:ざっくり注意点まとめ
- 法人番号、設立年月日(yyyy/mm/dd)、2019年間事業収入、対象月の売上(2019年と2020年)、銀行口座の金融機関コードはすぐ入力できるように準備しておく
- 通帳のコピーの書類はオモテ面と1-2ページ見開きは別のファイルとしてアップロード
- 口座名義は半角カナ大文字
- 青色申告決算書は1枚目と2枚目を別のファイルとしてアップロードするようになっている
速報版(2020/04/28)と確定版で申請要領の内容が一部修正されています。詳しくはこちら↓。
持続化給付金申請要領における 主な修正点(PDF) 更新日:2020年5月1日
申請方法・手順
デカデカと良く目立ってわかりやすい!
パスワードを8文字以上で英数字を混ぜて作成して下さい。
罰則は全額+20%変換など厳しいので不正は絶対行わないように。搾り取られますよ。
注意:通帳の表しと1,2ページ目の見開きのコピーは別々のファイルとしてアップロードします。分けて用意しましょう。
ここで必要な添付書類は事業形態や適用する特例によって異なります。
申請完了画面が出たら終わりです。お疲れ様でした。
申請を完了すると事務局からの不備の連絡が無い限り修正はできないようです。申請を完了させる前に注意して申請内容を確認しましょう。
申請の注意点
実際に申請を終えてみて気付いた注意点を再度まとめます。
- 法人番号、設立年月日(yyyy/mm/dd)、2019年間事業収入、対象月の売上(2019年と2020年)、銀行口座の金融機関コードはすぐ入力できるように準備しておく
- 通帳のコピーの書類はオモテ面と1-2ページ見開きは別のファイルとしてアップロード
- 口座名義は半角カナ大文字
- 青色申告決算書は1枚目と2枚目を別のファイルとしてアップロードするようになっている
アップロードする添付書類はフォームの数毎に分割して用意しておいた方がいいです。
売上台帳などの準備
売上の減少した月の売上を証明する書類として「売上台帳」などが必要となります。これは手書きの売上帳簿でも良いし、エクセルや会計ソフトで入力した売上データでも良いです。
やよいの青色申告オンラインではレポート>総勘定元帳>科目を売上で絞り込んでも良いし、仕分の入力画面で科目を売上で絞り込んで帳簿をダウンロードしても良いと思います。仕訳帳は月額の売上額がすぐわかってわかりやすいです。
まとめ:くれぐれも給付金詐欺や悪質な申請代行にはご注意を。
今回の持続化給付金の申請は、従来のお役所への補助金や助成金の申請と違ってハードルが低く、必要な書類も準備しやすいです。申請フォームのデザイン・UIも良く、この短期間で良くここまでちゃんと準備できたなとびっくりしました。
ただ残念なのは申請サイトのドメインが政府管轄だけが使えるgo.jpじゃないことです。給付金詐欺サイトがあちこちで作られるのは間違い無いです。申請のサイトは必ず経産省の公式サイトのリンクから飛んで下さい。
今回の給付金申請はあくまで新型コロナウイルスの影響で事業収入が激減した事業者への支援策です。持続化給付金の趣旨に反する不正な申請はやめましょう。
また給付金の意味を考えると今は余計な経費を使っている場合では無いです。料金を払っての申請代行には頼らずきちんと調べて自分で申請しましょう。
顧問の税理士さんや司法書士さんがいらっしゃる方は顧問の先生に相談するのも良いと思います。ただ申請のガイドラインは要領、解説記事を読んで準備すれば必ず自分で申請できます。給付金の該当事業者は諦めずに申請しましょう。
痛感したのは「青色申告の有利さ」「日々の帳簿付の重要さ」でした。確定申告の書類をきちんと作って保存しておくこと、毎月の売上や経費を毎日は無理でも月単位ではこまめに入力しておくことが、公的な支援を受ける時にも役立ちます。経理は真面目にやって損はありません!
個人事業主・フリーランス向けの会計ソフト「やよいの青色申告」の使い方は以下の記事にまとめています。よろしければご参照下さい。
以上実際に申請してみての注意点まとめでした。今後も情報発信は続けていきます。新型コロナウイルスの影響を受けられた事業者皆様のお役に立ちましたら幸いです。